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ビジネスお役立ちコラム【社長のための財務会計】第四回:仕訳のルール

1.仕訳とは?

仕訳とは、発生した取引を借方と貸方に分解し、勘定科目と金額を用いて記録する方法のことです。取引の分解については、図−1のルールに従います。すなわち、資産と費用に属する勘定科目が増加するときは借方に、減少するときは貸方に記入し、負債と資本と収益に属する勘定科目が増加するときは貸方に、減少するときは借方に記入します。これを「勘定口座の記入法則」といいます。

※収益と費用に関しては、増加ではなく「発生」と表現します。逆に、減少する場合を「取消」といいます。

【仕訳の例】
< 取引 >
営業に使用する車両を現金300万円で購入した。

< 仕訳 >
(借方) 車両 3,000,000  (貸方) 現金 3,000,000
          ↓           ↓
       資産の増加       資産の減少

なお、すべての取引は借方の要素と貸方の要素の結合から成り立っており、原因と結果で説明できます。次の図−2は取引要素間の結合関係と勘定口座の記入法則を1つにまとめたものです。

2.基本的な仕訳例

  • 現金300万円を出資して会社を設立した。
    < 仕訳 >
    (借方) 現金 3,000,000  (貸方) 資本金 3,000,000
              ↓             ↓
           資産の増加         資本の増加
  • 営業に必要な備品を現金100万円で購入した。
    < 仕訳 >
    (借方) 備品 1,000,000   (貸方) 現金 1,000,000
              ↓             ↓
           資産の増加         資産の減少
  • 商品150万円を現金で仕入れた。
    < 仕訳 >
    (借方) 商品 1,500,000    (貸方) 現金 1,500,000
              ↓             ↓
           資産の増加         資産の減少

※本来、借方には、仕入高(費用勘定)という勘定科目を使用しますが、読者の理解を促すため、敢えて商品(資産勘定)としています。

次回は、仕訳と財務諸表の関係について、例題を交えながら、お話しいたします。

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