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ビジネスお役立ちコラム【社長のための財務会計】第十回:試算表

1.試算表とは?

貸借対照表や損益計算書は、決算日(期末)における総勘定元帳の勘定残高を一覧表示したものです。したがって、総勘定元帳の記録に誤りがあれば、正しい財務諸表を作ることはできません。

このため、決算に際しては事前に総勘定元帳の正否を検証する必要があります。この検証作業を行うために作成されるのが試算表です。

つまり、試算表(Trial Balance;T/B)とは、仕訳帳や伝票から総勘定元帳に正確な転記がなされたか否かを判定する検算表ということができます。

2.試算表の種類試算表の種類

(1)合計試算表
各勘定の借方合計と貸方合計を一覧表示した試算表です。仕訳の貸借が一致する性質(貸借平均の原理)を利用して、総勘定元帳への転記にミスがないかどうかを検証します。

(2)残高試算表
各勘定の借方残高と貸方残高を一覧表示した試算表です。なお、残高試算表においても借方合計と貸方合計は必ず一致しなければなりません。

(3)合計残高試算表
合計試算表と残高試算表をひとつにまとめたものです。

3.作成上の留意点

勘定科目は、資産、負債、資本、収益、費用の順に配列します。また、金額がゼロの場合には何も記入しません。

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